パリ五輪日本代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」で小山直城(こやまなおき)選手が優勝し、パリ五輪への切符を獲得しました。
大雨の中2時間8分57秒でゴールし、観客に感動を与えてくれました。
今後は五輪出場などで期待が高まるので、小山直城選手について情報をまとめていきます。
本記事では、下記情報についてまとめていきます。
- 小山直城選手のプロフィール
- 小山直城選手の経歴
- 小山直城選手の過去の大会の成績

小山直城選手のプロフィール

名前 | 小山直城 |
---|---|
ヨミ | こやま なおき |
生年月日 | 1996年5月12日生まれ |
所属 | Honda |
出身地 | 埼玉 |
登録陸協 | 東京 |
年齢(2023年10時点) | 27歳 |
出身校 | 松山高校(埼玉)→東京農業大学 |
小山直城選手は2023年の東京で2時間8分12秒をマークしてMGC出場権を決めました。
MGCでは、「自分からは仕掛けない」「無駄な動きをせずに攻めていきたい」と戦略的な走りを見せ、残り4Kmを切ったあたりからスパートをかけ1位に躍り出ると、そのまま2位グループを突き放して最後まで1位をキープしました。

小山直城選手の経歴
今までここ1年〜2年で急速に実力を身につけ、注目が集まっている小山直城選手ですが、学生時代の経歴・成績はどのようなものだったのでしょうか?
中学、高校、大学に分けて情報をまとめていきます。


小山直城選手の中学校「高麗川中学校」
小山直城選手の中学校は「日高市立高麗川中学校」です。
成人式の日に市長に箱根駅伝の結果を報告した際に、中学校について触れておりました。

日高市立高麗川中学校の卒業生で、今年の箱根駅伝の関東学生連合チームの4区走者として区間10位に相当する1時間5分47秒で快走した東京農業大学2年の小山直城さん(20)が、日高市役所を訪ね谷ケ﨑照雄市長に結果を報告、その後、日高市の成人式に出席した。
引用:文化新聞 https://www.bunkashinbun.co.jp/

日高市立高麗川中学校は部活動が盛んで15種類の部活・クラブ活動があります。
しかし、口コミを見ると「全国レベルの部活動」に陸上部名前がないので陸上強豪校というわけではないようです。


小山直城選手の高校「松山高校」
小山直城選手の高校は「埼玉県立松山高校」です。
高校時代は多くの大会に参加しておりました。
高校3年生の出場大会一覧
- 2015年2月2日 埼玉県駅伝競走大会
- 2015年1月18日 全国都道府県対抗男子駅伝
- 2014年11月22日 東高等学校駅伝競走大会
- 2014年11月3日 埼玉県高校駅伝
引用:埼玉県立松山高校陸上部
第82回 埼玉県駅伝競走大会

高校3年生の時には「第82回 埼玉県駅伝競走大会」に3区担当として出場。

唯一の3年生として、チームを引っ張り松山高校は8位に入賞しました。

全国都道府県対抗男子駅伝
松山高校代表として小山直城(3年)が出場。
4区を担当し、5kmを走りました。
2位でタスキを受けたあと、終始集団の後ろで足を溜めながら様子を見ていましたが、残り1km手前からスパート。
みるみると差を広げ、2位に15秒の差を付けて5区にタスキを渡しました。
最終的に、埼玉県が優勝。優勝のきっかけを作ったのは小山直城選手の走りのおかげだと監督はコメントしておりました。
第67回 関東高等学校駅伝競走大会
1区を担当した小山直城選手は上位集団に終始付き4位でタスキを渡しました。


第65回 全国高校駅伝大会埼玉県予選会
またまた、1区を担当した小山直城選手は8kmから飛び出して、最後まで逃げ切り区間賞を獲得。
自力を見せつける大会になりました。


小山直城選手の大学「東京農業大学」
3大駅伝・予選会成績
出場年 | 大会名 | 担当区間 | 順位(チーム) | タイム |
2015 | 全日本予選 | 3組 | 36位 | 30:26.15 |
2015 | 箱根予選 | 58位(2位) | 1:00:43 | |
2016 | 全日本予選 | 4組 | 20位 | 29:54.39 |
2016 | 箱根予選 | 31位(1位) | 1:00:33 | |
2016 | 箱根 (選抜) | 4区 | OP | 1:05:47 |
2017 | 箱根予選 | 35位(1位) | 1:00:23 | |
2018 | 全日本予選 | 4組 | 12位 | 29:57.97 |
2018 | 箱根予選 | 125位(4位) | 1:04:57 |
小山直城選手は、大学2年生(2017年)の時に箱根駅伝の関東学生連合チームの4区走者として参加しています。
1時間5分47秒で区間10位に相当する走りを見せました。

箱根駅伝4区の特徴
区間:平塚~小田原 20.9km
10個の橋による細かいアップダウンがあるコース。

小山直城選手は、箱根駅伝を振り返り、以下のようにコメントしています
「沿道の皆さんからの盛大な応援の後押しを受け、力の限り走ることができた」
「箱根出場とともに、2020年の東京五輪を目標に据え、自分の走りでふるさとを元気づけたい」


大会個人成績(関東インカレ2部)
年次 | 種目 | 順位 |
4年時 | 5000m | 2位 |
4年時 | 10000m | 5位 |
3年時 | 5000m | 7位 |
2年時 | 10000m | 10位 |
1年時 | 5000m | 5位 |
小山直城選手の社会人になってからの成績
社会人になってからはホンダに所属し、フルマラソンへと戦うフィールドを広げていきました。
初めて出場したフルマラソンは2022年の東京フルマラソン。小山直城選手は初めてのフルマラソンで、2時間8分59秒(22位)でゴール。初めてのフルマラソンでは大きな成果を残すことはできませんでした。
しかし、その悔しさをバネに翌年の2023年東京フルマラソンでは、 2時間8分12秒(15位)でゴール。

パリ五輪日本代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」への出場権を獲得しました。
その選考会では見事な走りを見せ、堂々の優勝を飾りました
駅伝の成績
開催日 | 大会 | 区間 | 順位(個人) |
2022年1月1日 | ニューイヤー駅伝 | 3区 | 1位(8位) |
2022年11月3日 | 東日本実業団駅伝 | 7区 | 2位(1位) |
2023年1月1日 | ニューイヤー駅伝 | 4区 | 3位(1位) |
↓2023年1月ニューイヤー駅伝出場シーン(Youtube)
フルマラソンの成績
開催日 | 大会 | 順位 | タイム |
2022年3月6日 | 東京マラソン | 22位 | 2時間8分59秒 |
2022年8月28日 | 北海道マラソン | 11位 | 2時間14分20秒 |
2023年3月5日 | 東京マラソン | 15位 | 2時間8分12秒 |
2023年7月2日 | ゴールドコースト | 1位 | 2時間7分40秒 ※自己ベスト※ |
2023年10月15日 | マラソングランドチャンピオンシップ(MGC) | 1位 | 2時間8分57秒 ※雨天記録 |
まとめ
小山直城選手は学生時代苦しい時期もありましたが、毎日の鍛錬を続け、ついに2023年のパリ五輪日本代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」で努力が実りました。
大器晩成型の小山選手だからこそ、今までの努力が実り今回の結果になったのでしょう。


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