2023年10月12日(木)22時にドラマ「いちばんすきな花」(フジテレビ)が開始しました。
昨年の大ヒットドラマ「silent」の制作陣が再集結したこともあり注目度が高いドラマです。
注目が集まっているドラマ「いちばんすきな花」の主題歌にも「silent」の「Subtitle」と同じく素敵な意味が込められているはずです。
そこで本記事では、ドラマ「いちばんすきな花」の主題歌“花”に込められた意味を考察していきます。


ドラマ「いちばんすきな花」の主題歌は藤井風が担当
まずは主題歌を担当している歌手からおさらいしておきましょう。
ドラマ「いちばんすきな花」の主題歌は藤井風が担当します。


「いちばんすきな花」の主題歌“花”のサビ歌詞書き起こし
フジテレビ公式You tubeが公開した「全カット完全新撮!『いちばんすきな花』本予告映像」では藤井風さんの“花”が流れていました。
そこで、サビ部分の歌詞だけ文字起こししました。
しわしわにしおれた花束 小わきに抱えて
永遠に変わらぬ輝き 探してた
僕らは信じみた 僕らは感じてた
咲かせに行くよ 内なる花を

「いちばんすきな花」の主題歌“花”のサビ部分:歌詞の意味は?
さて、ここからは「いちばんすきな花」の主題歌“花”の歌詞の意味を考察していきます。
後述しますが、藤井さんは4話までの脚本を読んでから作曲を行なっています。
そのため、作詞に反映されているのも4話までの可能性が高そうです。
考察に入る前に、簡単にドラマのテーマと主人公4人の状況を確認しておきましょう。

画像引用:いちばんすきな花 フジテレビ公式HP
- 潮ゆくえ(多部未華子)
「唯一心を許せた異性の友達が、結婚を機に友達では無くなってしまった」 - 春木椿(松下洸平)
「結婚を考えていた彼女を、彼女の男友達に奪われた」 - 深雪夜々(今田美桜)
「友達になりたいだけなのに、異性というだけで勝手に恋愛と捉えられてしまう」 - 佐藤紅葉(神尾楓珠)
「友達の友達もみんな友達と思っていたが、気付けば本音を話せる相手はいなかった」
このような人間関係に関する悩みを抱えた4人が、ふとした出来事を機に巡り会い、“友情”と“恋愛”というテーマに自然と向き合っていくことになるストーリーが今回のドラマ「いちばんすきな花」のテーマです。
簡単にいうと“男女の間に友情は成立するのか?”ということです。

では改めて、「いちばんすきな花」の主題歌“花”のサビ部分の歌詞の意味について考察していきましょう。
“しわしわにしおれた花束 小わきに抱えて”
花束はお祝い事や記念日などに用意することが多い幸せな印象の言葉です。
しかし、「しわしわにしおれた花束」を「小脇に抱えて」る状態は幸せな状態とは遠いと言えるでしょう。
“友情”や“恋愛”というテーマで、人間関係がうまくいかず、悶々とする4人の主人公たちの心理状態を表現していると考えられます。
“永遠に変わらぬ輝き 探してた”
「永遠に変わらぬ輝き」とは、一生続く“友情”や“恋愛”。
潮ゆくえでは、「唯一心を許せた異性の友達」
春木椿では、「結婚を考えていた彼女」
深雪夜々では、「友達を作りたい」
佐藤紅葉では、「本音を話せる相手が欲しい」
など4人それぞれ思い描いている「永遠に変わらぬ輝き」は変わりますが、「一生離れることがない友人や恋人を探していた」という意味に考えられます。
“僕らは信じてみた 僕らは感じてた”
「僕らが信じてみたもの」
遊んでいた(付き合っていた)当時は変わることなくずっと一緒に居続けるんだと信じていた。
「僕らが感じてたもの」
この友情(愛情)は確かにここにあるということを感じていた。
自分の気持ちと相手との関係が揺るがないものだと信じていたし、揺るがないものだと別れる瞬間までは感じていた!!そんな意味に捉えられます。
“咲かせに行くよ 内なる花を”
ここでタイトルでも使われいる「花」が出てきます。
「花」を入れたことについて、村瀬健プロデューサーは「花って種類もいっぱいあって、同じ種類の中でもいろんな色があるので、みんな好みが違って、1つの花に対していろんな人がいろんな思いを持っていると思うんです。だから、すごく細分化される“好き”という感情のある種の象徴として、この言葉を使いました。」とコメント。
となると、この歌詞の意味では、自分の中に確かにある人とは違った好きという気持ち。
まだ気づけていないそんな“好き”の気持ちを見つけ、その気持ちを開花させてあげる。
そんな意味(想い)が込められていそうです。
藤井風さんの作曲コメントでも「人生の色んな答えを探している気がしました。」と発言していることから、いろんな答えを見つけに行こう!という意味がありそうです。
【追記】藤井風「花」の歌詞全文
1番のAメロ
枯れていく 今この瞬間も
引用:Uta-Net
咲いている 全ては溶けていく
何が出来るのだろうか 誰を生きようかな
みんな儚い みんな尊い
1番のサビ
しわしわに萎れた花束 小わきに抱えて
引用:Uta-Net
永遠に変わらぬ輝き 探してた
僕らを信じてみた 僕らを感じてた
咲かせにいくよ 内なる花を
2番のAメロ
さりげなく 思いを込めてみる
引用:Uta-Net
やむを得ず 祈りを込めていく
いつまで迷うんだろうか いつかは分かるよな
誰もが一人 全ては一つ
2番のサビ
色々な姿や形に 惑わされるけど
引用:Uta-Net
いつの日か 全てがかわいく思えるさ
わたしは何になろうか どんな色がいいかな
探しにいくよ 内なる花を
大サビ
しわしわに萎れた花束 小わきに抱えて
永遠に変わらぬ輝き 探してた
僕らを信じてみた 僕らを感じてた
咲かせにいくよ 内なる花を探しにいくよ 内なる花を
引用:Uta-Net
my flower’s here
藤井風が「いちばんすきな花」の主題歌に込めた思いは?
藤井風さんは村瀬健プロデューサーから4話までの脚本の初稿を受け取り、それを音楽という形に仕上げました。
藤井風さんは作曲活動中アジアツアーで各所を移動していたため、飛行機の中で台本を読み作詞作曲をしたそうです。



台本から藤井風さんは「この物語の主人公達は、人生の色んな答えを探している気がしました。」とコメント。
全文引用
この物語の主人公達は、人生の色んな答えを探している気がしました。彼らに自分を重ねることのできる人はとても多いと思うし、僕も勝手に彼らの仲間になったつもりで、一緒に答えを探しにいこうと思いました。
そしたら今までにないほど、真っ直ぐでピュアな曲へと導いてもらえたような気がします。
貴重な機会に心から感謝しています。
どんな物語が待っているのか、彼らは何を見つけるのか、
いち視聴者として、そして密かに仲間として、とても楽しみにしています。

なぜ藤井風が「いちばん好きな花」の主題歌を担当したのか?
なぜ藤井風が「いちばん好きな花」の主題歌を担当したのかについて、村瀬健プロデューサーが「『男女の間に友情は成立するか?』を表現できるのが藤井風しかいない」とインタビューでコメントしていました。

男女の友情は成立するのか?という難しいテーマに対して、「藤井風さんなら答えてくれる」と村瀬健プロデューサーが判断したのでしょう。
「とっても素敵なキャストが集まってますし、名前は出せないですが、主題歌ヤバいです。“男女の間に友情は成立するか?”というテーマを描くなら、このアーティストしかいないっていう方が主題歌を今作ってくださっていますので、それも楽しみにしていただきつつ、ドラマを楽しみにしていただけたらうれしいです」
引用:マイナビニュース




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